SAS団☆登山部〜クズバ山・中山〜
日程:11月3日(日)
メンバー:クローブ団長、シナモンさん
天候:晴れ
クズバ山は、剱岳から最も近い山で、間近に剱岳を眺めることが出来ます。標高1876M。
(馬場島荘前にて)
7時30分〜東小糸谷登山口より登山開始。
登山開始から40分程で、中山への分岐点へ。小休止。
今回の山行では、最近持ち歩いていなかった一眼レフカメラを持参した。邪魔で仕方がない。
休憩中には、分岐の看板に引っ掛けておいた。この時に「こんなところに帽子やカメラを置いたら、忘れそうになるよね」という会話を交わす。
分岐から1時間程過ぎると、雪が見え始める。標高は1400M程だろうか。
周りに見える山も、当然白くなっている。
この辺りで着替えるために足を止めた。その後、再び歩き始めてしばらく経った後、何か違和感を感じた。
「カメラが無い」
軍手も無い。
慌ててザックの中を物色するが、やはり、無い。
どうやら、どこかに置き忘れたようだ。
どこか分からないので、戻る元気も無く、帰りに回収することにした。
そのせいで、すれ違う人に「カメラが置いてあったら僕のなので、そのままにしておいて下さい」と声を掛けることとなった。
忘れ物として届けられる可能性を防ぐためだ。
盗られる可能性もあるが、山好きに悪い人は居ないと信じることにした。
まあ、盗られたとしても、自分の責任なので、何も言えないが。
登山を再開したが、カメラのことが気になって仕方がない。
途中から積雪も多くなり、歩きにくく、危険な箇所がいくつかあったが、何とか乗り越え、クズバ山の頂上へと辿り着いた。
10:00 クズバ山 山頂
残念ながら、剱岳には雲が掛かり、上部はほとんど見えない。
意外にも、他の登山客が多く、僕達の後にも次々とやって来た。もちろん、先客もいた。
山頂には、広いとは言えない程のスペースがあり、15人程でいっぱいになった。
このクズバ山は、登山道が整備されたばかりの山だそうで、それまでは残雪期のみ登れる山だったと聞く。
しかし、最初から最後まで急登の連続で、終盤の尾根からは道も狭く、雪の存在も合わせて危険極まりなかった。一部にロープは備え付けられているが、安心出来なかった。
一歩間違えれば、滑落して命を落としかねない。
考えさせられた。
このようなリスクを背負って、なぜ山に登るのか?
分からない。
乗り越えた先の達成感を感じるためなのかもしれない。
10:30 下山開始
カメラは無事。
回収した。
時間的に余裕があったので、中山に寄ってみた。
帰りに、ミヤマクワガタをもらった。
帰りは、船橋村にある「湯めごこち」にて入浴。
お疲れ様でした。